実は僕は若かりし頃、
映画「おくり人」で有名になった
「納棺師」を2ヶ月くらいやっていた時期がありまして。
今日はそのお話をしようと思います。
まあ、一言で説明すると
「遺体を見栄えよくする仕事」
ということなんですが
とにかく色んな死体とご対面します
普通のお通夜や葬式の会場に訪問する場合は
普通に病死とかで亡くなって、病院である程度死後処置が施された状態で、比較的キレイな遺体ですので、僕らの仕事は、主に着替えをしたり化粧をしたりと
遺族を前にした一種の「ショー」的な仕事になります
ですので、
丁寧にやっている・・ように見せる技術
一生懸命にやっている・・ように見せる技術
故人と対話をしながらやっている・・ように見せる技術
などなど
重要なのは「見せる技術」なんですね
死後硬直でガッチガチになった腕とかを
着替えさせるために曲げたり伸ばしたりするので
結構、力がいるんです。
それを必死の形相「オラァァァァ」ってやってはいけません
あくまでも仏のような顔で
多少奥歯がギリリリリィィと鳴ることもありますが
あくまでもおだやかな優しい顔で力仕事をしなければなりません。
そして化粧です。
男の遺体の場合はファンデとかチークを軽くファファッってするだけでOKです
が、問題は女性の遺体の場合です。
あれは自分のセンスを信じて、その場のアドリブでメイクするのですが
さっきまで血の気を失っていた真っ白な顔のご婦人の遺体の顔が
あーら不思議、あっという間に場末のスナックのママ風に!
15~16歳くらいの女学生。交通事故です。外傷はほとんどありません
それが僕の手にかかれば
なんということでしょう、あっという間に昭和のヤンキー風に!
「なんか、全然違う人みたい・・」
と遺族の中からそんな声もチラホラ
それでも葬式ですから、愛想笑いでごまかすわけにはいきません
仏の顔、仏の顔
すべてを悟りきったかのようなおだやかな表情を崩すことなく
でも、ココロ中ではいつも目の前の死んでいる人に
「オレ・・センスなくって・・スンマセン・・でも一生懸命やってますから、祟らないくださいね」と、遺族とは違うタイプの祈りをささげながら仕事をしていました。
そろそろ文字数制限がアレなんで・・・
納棺師の頃の話はまだたくさんありますので
また折を見て書きますね
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