検査場では②～検査コース前編～

事務所棟での手続きが済んだら
いよいよ検査コースに入ります。

束ねた書類一式を持って
車に乗りこみます。

【ホイールキャップは外してありますか？】

スチールホイールの車の場合は
ホイールキャップを外さなければなりません。

【検査コースの列に並ぶ】

一般ユーザーも車屋さんも
同じ検査をしますので
混んでいるときは
このように順番待ちになっています。

最後尾に着けましょう

徐々に行列は進んでいきます

【予備検査】
検査コースの行列に並んでいると
前から１台ずつ係員の人が
予備検査をしながらコッチにやってきます。

この予備検査では
ランプ類やワイパーなど主な外装の検査をします。

係員が来たら、まず最初に

「ボンネットを開けてください」

と言われます。

これは事前準備の項でもお話したとおり
事前に練習しておけば何ら恐れることはありません。

ここで、ボンネットの事前練習をしていないと
ポコッて給油口とかを開けてしまって
苦笑いする憂き目に会いますよ

で、係員の人はボンネットの中をサササッと見ていく
たぶん、クーラントとかバッテリー溶液とかの具合を見ているのだろう

予備検査は続きます。

「運転席に戻って、指示が聞こえるように窓を開けてください」

と言われるので、そのとおりに運転席へと戻り、窓を開ける

そして係員さんは矢継ぎ早に指示を出してくる

■ライトつけてくださーい

■ハイビームにしてくださーい

■スモールにしてくださーい

■次、ウインカーでーす
はい、右ぃー
はい、左ぃー

はいいいですよー
■ウインドウォッシャー出してくださーい

■ワイパー動かしてくださーい

■クラクション鳴らしてくださーい

はい、ＯＫでーす

次、後ろいきまーす

■ブレーキを踏んでギアをバックに入れてくださーい

はいＯＫでーす

■ハザード点けてくださーい

はいＯＫでーす

■一回エンジン切って、もう一回エンジンかけてくださーい

はい、ＯＫでーす
これで予備検査は終了です。
検査票に判子を押してもらう

【初心者のフリをしろ！】
予備検査の前後に、係員の人から

「ユーザー車検ははじめてですか？」

と聞かれます。

初めての人はもちろん
初めてじゃない人も
自信がなければ

「はいっ初めてです」

っと答えておきましょう。

そうすることによって
検査工程を進むにつれて
節目節目にやってきて
親切にアドバイスをもらうことができる。

車屋さんのようにほぼ毎日来ている人は
勝手知ったる検査場であるので
アドバイスは不要だと思うが

一般ユーザーは
ユーザー車検経験者だとしても
２年ぶりの検査コースになるので
ほとんど忘れてしまっている

ここは初心者というテイで行った方が無難である。
そして順番は進み、
いよいよ検査コースに入ります